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1996年から2005年まで、10年にわたって毎週発表してきた週間シングルランキング。 数多くの作品がランクインしましたが、ランキングに最も多く顔を出した、言い換えれば“最も長期間上位をキープしたロングヒット作品”に今週はスポットを当ててみたいと思います。 ■「ランクインしたのは1週のみ」という作品が全体の3分の1に 順位を発表する前に、全体的な傾向について触れておきたいと思います。 Best30圏内にランクインした各作品が、いったい何週間ランクインしているのかをまとめたのが上のグラフです。 ご覧のとおり、全体の3分の1位は「1週」という結果に。これは、Best30圏内に初登場したものの、その翌週には早くも圏外にランクダウンしているということ。 毎週数多くの作品がランクインしており、「ランクインし続けること」の難しさがかなり明確に出たのではないでしょうか。 ■最多ランクイン作品はSMAP「世界に一つだけの花」 全体の傾向をおさえたところで、“最も長期間上位をキープしたロングヒット作品”の発表に移ります。 Best30圏内に最も多く登場した作品は、SMAP「世界に一つだけの花」で47回。1年は約52週ですから、ほぼ1年にわたりランクインしていたことになります。 ◇登場回数ランキング(Best10)
実際、2003年3月に初登場し、2003年8月と2003年11月の2回、いったんはBest30圏外にランクダウンしたものの、2003年9月と2003年12月に再登場する動きをみせています。 発売から1年以上を経た2004年4月のランキングにも顔を出し、最終的に47回というランクイン回数を記録しました。 ■中島みゆき「地上の星」は… 継続的なランクイン回数が多い作品としては、中島みゆき「地上の星」が有名ですが、今回の調査では8位タイという結果になりました。 これは、調査対象となるランキングが上位30位までに限定されていることが要因といえそう。 この曲、Best30圏外ながらコンスタントにセールスをあげていた期間が長かったのですが、その分は今回の調査で対象外となっており、登場回数が低めにとどまっています。 ■ランクイン回数を重ねる作品の共通項、「1stシングル」と“さくら”? ランクイン回数を伸ばす作品の共通項を探ると、「1stシングル」と「さくら」の2つが浮かび上がってきます。 1つめの共通項は「1stシングル」。 3位の平原綾香「Jupiter」を筆頭に、ロードオブメジャー(7位)、PUFFY(10位)、倉木麻衣(11位)、元ちとせ(11位)、KinKi Kids(22位)、宇多田ヒカル(22位)、CHEMISTRY(22位)、一青窈(22位)など、多くのアーティストが1stシングル(またはメジャー1stシングル)となった作品でランクインを果たしています。 もう1つの共通項が「さくら」。 これはちょっと強引な気もしますが、2位に森山直太朗「さくら(独唱)」、8位に大塚愛「さくらんぼ」、34位に河口恭吾「桜」、50位にケツメイシ「さくら」と、さくら関連作品が4タイトルも集結しています。 さくらは、年度の変わり目に咲き誇り、かつ散りゆく姿が出会いと別れを象徴する花。日本の「国花」にもなっているだけに、潜在意識の中に共感意識が刻み込まれているのかもしれません。 ※集計上の注意事項 2005年4月以降、カラオではシングルランキングをBest50まで拡充して発表していますが、今回は集計基準を統一するためBest30への登場回数をもとにしました。そのため、Best50を含めたランクイン回数とは数値が異なる場合があります。 |
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