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karao Diary
カラオ編集長のひとりごと。

年金改革はもう無理?(中編)

2004年12月03日

まだ「前編」をご覧いただいていない方は、前編から目を通していただけると話の流れが
つかめるのではないかと思います。

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(前回のあらすじ)
50歳以上の層が国民の多数派になってしまうと年金改革は難しい、というIMFの特集。
そこには、「50歳以上の人口が半数以上」になるのがいつなのか、各国毎にまとめたものが
あるのだが、日本の名前はなかった。

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なぜ日本の名前がリストになかったのか…。
答えは単純、既に「人口の半数以上が50歳」だからです(!)。

きのう引用した産経新聞の、記事の続きをちょっと見てみましょう。

昨年10月1日現在で日本の有権者(20歳以上)人口に占める50歳以上の人口の割合は50.4%。最終列車はとっくにホームを離れていたのだ。

高齢化社会と言われていますが、既にそんな状況にあったんですね。。。
冷静に考えるとびっくりです。

産経新聞の数字は1年前とちょっと古いですから、最新の数字で算出してみましょう。

総務省統計局の人口推計最新版をもとに、有権者人口の年齢構成を
グラフにまとめたのが上のものです。

2004年11月時点で、有権者人口に占める50歳以上の人口は50.88%。
計算方法が異なるため単純比較は難しいですが、約1年で0.5%ほど割合が増加した
ことになります。

「まだ、50歳以上の人口と、20〜49歳の人口は拮抗してるから、ぎりぎり間に合う
のでは?」と思いたいのですが、それほど甘くはないようです。(つづく)

Posted by karao at 2004年12月03日 01:40
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