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karao Diary
カラオ編集長のひとりごと。

教訓は活かされるのか

2005年03月21日

昨日午前中に発生した、玄界灘を震源とする強い地震。最大で「震度6弱」が
観測されたということ。報道で住宅の損壊を目の当たりにすると、何とお声掛けすれば
よいのか、という気持ちになってしまいます。

昨年10月に発生した新潟県中越地震の記憶がさめやらぬ中で、立て続けに発生
していますので、あらためて我々が地震大国に住んでいることを痛感させられました。

その、新潟県中越地震の際には、いろいろな問題点が指摘されました。
あれから約半年、その時の教訓が活かされることが重要なのではないでしょうか。

1.報道スクラム
避難所にカメラを抱えて乗り込み、連日の過剰とも言える報道合戦が繰り広げられた
ことに対して、ブログでも非難の声が上がりました。

被災者の方々が食料もなく困っている状態で、カメラクルーだけが普通に食事を取る、
といった無神経さなどが(私は現地に行ってないので真偽は定かではありませんが)
指摘されました。

やはりメディア競争がありますから過熱するのは致し方ない部分もありますが、
今回の報道姿勢で少しでも「改善された」という印象を視聴者が感じるようなことが
あって欲しいです。

2.募金の使途
スマトラ島沖地震の津波被害や中越地震で、さまざまな募金活動が行われました。
ボランティアが難しいような場合、やはりこの「募金」というのが最も行動しやすいもの
だと思います。

ただし、我々の善意の募金が「どこに」「いくら」配分されているのか、という点も
クローズアップされました。

やみくもに募金に参加するのではなく、自分が行った募金のお金のその後について、
この機会に確認してみてはいかがでしょうか。

ちなみに、私は新潟県中越地震の際、セブンイレブンで募金をさせていただいたのですが
配分結果はこちら

日本赤十字などではなく、各府県に配分されていたのですね。

3.情報伝達路の確保
3番目の「情報伝達路の確保」は、既に改善されている部分もありますので、これは
企業努力に対して「頑張ってるな」と触れておきたいです。

新潟県中越地震では、「iモード災害伝言板」が活躍する一方、他の携帯電話会社との
連携がなく、問題点が指摘されました。

既にKDDIのauとツーカーは2005年1月末に運用を開始、今回の災害では
NTTドコモ同様、伝言板が開設されました。

悔やまれるのがボーダフォンで、サービスの開始はITmediaによれば4月下旬からとのこと。

加入者数が減少に転ずるなどいまひとつ元気がないボーダフォンですが、
こういうイザという時のサービスの有無というのは、ブランドイメージに直結しそうな
気もします。

ボーダフォンを責めるのはお門違いではあるのですが、でもはっきりと危機管理の面で
「明暗」が分かれてしまいましたね…。

Posted by karao at 2005年03月21日 00:14
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【california refinance@2006.10.08】
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