さきほどまで放送されていた「ワールドビジネスサテライト」にて、携帯電話各社の新端末が特集されていました。

そのなかで、19日にKDDIが発表した「LISMO（リスモ）」がスゲーと思った。au、やるなと。

いや、別にLISMOのCMソングが宇多田ヒカル「Keep Tryin'」だから凄い、とかそういうことじゃないですよ（笑）

LISMOとは、au LISTEN MOBILE SERVICEの略。どんなサービスか、ものすごくざっくり言うと、ケータイとパソコンの両方で音楽を楽しんじゃおう！っていう機能。

これで何が出来るか？というと、パソコンとケータイとの連携では

★パソコン向け音楽配信サービスで購入した楽曲を、ケータイに転送できる
★CDをパソコンに取り込んで、それをケータイに転送できる
★ケータイで購入した「着うたフル」を、パソコンにバックアップできる（PCでも楽しめる）

などができちゃうとのこと。あとは、コミュニケーションツールなどがプラスされる点も大きな特長ですが、これは割愛。

で、パソコンとケータイとの連携、かなり凄いなぁと思いませんか？

音楽配信というと、林檎好きなかたが中心となって「iTunes」をちょっと怖いぐらいに大絶賛してますが、価格決定権をほぼ束縛したこともあって、新曲がなかなか配信されないという大きな欠点を持っています。

それに対し、CD発売より早い段階から配信されちゃってるのが「着うた」や「着うたフル」。価格優位性では「iTunes」が有利ですが、新曲といえば「着うた」「着うたフル」が圧倒的に有利な状況。

いやー、カラオ自体はパッケージメディアのランキングを算出していますから、音楽配信が主流になるのはツラいですが、「リスモ」は大化けするかもしれません…。

ただ、成功するかどうかの鍵となる部分が現時点では不明なので、これがどうなるかによっては「大枠はよかったけど、見かけ倒れ」になる可能性も。

何が問題かというと、楽曲の販売価格が不明なんですよ、やはり。iTunesと異なり、値付けは各レコード会社側でできるそうですが、「着うたフル」よりかなり高額になってしまうと、正直「？」かも。

あと、現在の「着うたフル」同様、リスモの音楽配信サービス「DUOMUSIC STORE」でも新曲がバンバン配信されるのかってのも不明なんですよね。配信楽曲が絞り込まれるようなことになるとインパクト薄れますからね。

「ケータイに転送できる曲とできない曲」「パソコンに取り込める曲と取り込めない曲」など、例外がたくさんあると使い勝手が極端に悪くなってしまいますから、このあたりは一律になっていてくれると嬉しいなぁ。。。

【関連ページ】
・「iPod＋iTunesに対抗できるサービスだ」──auのLISMO（ITmedia）
・総合音楽サービス「au LISTEN MOBILE SERVICE」 （ケータイWatch）