山手線の車内にて忘れてしまった傘のお話の続きです。

---
（いままでのあらすじ）
第1話
傘を忘れたことに気づき、JR東日本に問い合わせるもつれない返事。

第2話
しばし放置していたら、JR東日本から警視庁に運ばれている事実が発覚。
---

んで、飯田橋に出向いてきましたー。

飯田橋駅の案内板にもばっちり「警視庁遺失物センター」と書かれていましたので、どの出口から出ればよいか迷う心配はありません。

出口を出て、左側にある歩道橋の階段を昇ります。

飯田橋に来てみてびっくりしたのは、街のいたるところに「警視庁遺失物センター」の案内看板が掲示されていること。

歩道橋を登り切ると↓のような看板を目にします。

看板の指示通り歩道橋を進み、歩道橋の階段を下りて少し歩くと、今度は街頭に下のような看板が。

いやというほど看板があるので、迷おうと思っても迷いようがありません。で、無事到着。

建物はこんな感じでした。

中に入り、指定された用紙に記入したところ、傘の場合ちょっと時間が掛かると言われますが、初めての経験なので待つことに。

それにしても、平日昼間にもかかわらず結構な人が訪れてきます。30分ぐらい待ったのですが、落とし物のトレンド（？）はやはり「ケータイ」のようで、30分のあいだに3人もの人が無事自分のケータイを取り戻していました。

そんなやりとりを眺めているとようやくワタクシの順番がやってきます。

ふつうの落とし物の場合、係の人が落とし物を持ってきてくれて、手渡ししてくれる方式なのですが、ワシの場合「現物を見て、確認してください」といわれ、なんと忘れ物保管庫への入場を許可されました。

ふふふ。。。もうこの時点で、傘が見つかるかどうかよりも、貴重な体験ができることにヨロコビを感じている自分だったりします。

で、保管庫の中にはありとあらゆるブツが整理された状態で保管されています。そんな保管庫の奥の方に傘のコーナーが。

フロアの3分の1ぐらいが、傘で埋め尽くされている光景をまのあたりに。こんなに忘れ物があるのか！と衝撃。

さすがにデジカメでその光景を撮影する勇気はないので写真はありませんが、どういう状態で保管されていたかというと、

★傘がビニールテープで１０本ごとにまとめられている。
★その10本の束が（おそらく）20コ、1つの台車に詰められている

という状態。つまり、1つの台車には200本の傘があるってことですね。台車はおそらく何十台とあります。

で、かかりのひとは、その台車４つを示して「この中から探してください」とこともなげに言ってきます。

えーーーーーー、だって、台車1つで200本ってことは800本から探せってことっすか（大汗）
などと文句は言えず、しぶしぶ探しに掛かります。が、かなり大変ですこの作業。

悪戦苦闘しているうちに、係の人がそれらしい傘を見つけてくれ、確認したところ自分の傘でした！
いやぁ、飯田橋まで足を運んだ甲斐がありました。よかったよかった。

ということで、その傘を取り戻し、無事帰還いたしました。

.
.
.

ちなみに、その係の人と話していて分かったのですが、地下(?)のワンフロアは、傘がたくさん詰まった台車で埋め尽くされているらしい。すごい量だなぁ、、、

取りに来る人は１日４〜５人とかそれぐらいらしく、しかも運良く見つかるのはその半数程度だとか。せっかく取りに来ても半数の人は見つからないってことで、ワシって結構運がよいですな。

これら忘れ物の保管にもトーゼン税金が投入されているワケですから、やはり落とし物はしないに越したことはないんだなぁとちょっぴり思いましたね。

以上、karao Diary流の社会科見学レポートでした（笑）

後日談があるのですが、それは次回ってことで。