日経新聞の広告局で働いていた元社員が、インサイダー情報をもとに株でがっぽり儲けていた事件の裁判で、検察側がかなり頑張ったようです。

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サラリーマンのインサイダー取引に追徴金２億７０００万円−。法定公告情報を悪用してインサイダー取引をしたとして、証券取引法違反罪に問われた元日本経済新聞社広告局社員、笹原一真被告（３１）の論告求刑公判が２０日、東京地裁（青柳勤裁判長）で開かれ、検察側は「多数の投資家の犠牲の下で私利をむさぼろうとした犯行」と笹原被告に懲役２年６月、罰金９００万円、追徴金２億７２８３万円を求刑した。
【産経新聞より】
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日本はとかく「やったもん勝ち」の風潮があるように思うのですが、検察側も今回ばかりはしっかりと求刑したようです。見せしめに近いかもしれませんね。ま、これでメディア勤務の方も「不用意に株には手を出せない」と襟を正すでしょうから多少は浄化しそうです。

それにしてもこの元社員、もしこの求刑通りとなれば、儲けた金額をすべて返済して、さらに懲役2年6ヶ月ですからねぇ…。

儲けたお金は多少は使っちゃってるハズですし、こんなことしちゃった人の再就職先はなかなか見つからないでしょうから、一生かけて罰金を支払い続けることになりますね。

気になる判決は、報道によれば12月25日に言い渡されるとのこと。クリスマスプレゼントが「罰金2.7億円＋2年半の懲役刑」となりますかどうか。注目です。