前回の書き込みの続きになりますが、またまた牛乳のおはなし。
低脂肪牛乳に(名前だけ)似ている「低脂肪乳」、スーパーや生鮮コンビニなどで100円前後で売られている、値段的には魅力的な商品ですが、これは生乳100%ではなく、脱脂粉乳なども使われていますので味がちょっと、、、というイメージがあります。
味だけなら我慢すればいい!ということなんですが、実はそれだけではないんです。
確かに「低脂肪」というだけあってカロリーは普通の牛乳より少ないのですが、減量の敵(おおげさ)である炭水化物の量はなんと多かったりするんです、これ。
意外ですよねー。
ワタクシお気に入りのタカナシ乳業の製品でみてみましょう。
商品名 | 北海道3.7牛乳 酪農王国 | 北海道 低脂肪乳 | ローファット ミルク | |
種類別名称 | 牛乳 | 成分調整牛乳 | 加工乳 | |
栄養 成分 (100ml あたり) | エネルギー | 67kcal | 49kcal | 45kcal |
たんぱく質 | 3.3g | 3.3g | 3.8g | |
脂質 | 3.8g | 1.9g | 0.9g | |
炭水化物 | 4.8g | 4.7g | 5.4g | |
ナトリウム | 41mg | 45mg | 55mg | |
カルシウム | 113mg | 103mg | 114mg |
上の表は、左から「牛乳」「成分調整牛乳」「加工乳」の栄養成分をまとめたものです。ちょっとややこしいのですが、商品名に「低脂肪乳」が含まれる「北海道低脂肪乳」は生乳100%の成分調整牛乳で、生乳100%ではない、いわゆる低脂肪乳がいちばん右の「ローファットミルク」です。
これをみると、カロリーと脂質が最も低いのはたしかに加工乳ですが、炭水化物はちょっと多めなんですよね。割合で言うと、フツーの牛乳より12%ほど炭水化物の量が多い計算になります。
まぁぶっちゃけ、コップ1杯(200ml)飲んで1.2g多いだけ(1日に必要な炭水化物の摂取量はおおよそ300gと考えられているので、そのわずか0.4%相当)なのでささいなお話と言われちゃうと、反論できないのですけどね...。
バターを取った分、牛乳そのものを追加して補わないといけないので、脂質以外の栄養素が増えるという事ですね。