国民全員に一律1万2000円、65歳以上と18歳以下はプラス8000円で2万円−。
政府・与党が実施に向け大詰めの検討をしている景気対策「定額給付金」。もらえるのは確かに嬉しいけれど、究極のバラマキに打って出るあたりに選挙目当て感があります。
で、この定額給付金に関して揉めている争点の1つが「高額所得者への対応」といわれています。
簡単に言えばたくさん所得がある人には、国から1万2000円給付する必要はないですよねってことですが、個々人の所得を把握するための実務が大変という理由で今回は所得制限は設けない方向のようです。
でも、これ、もっとシンプルにできないんでしょうか。
給付する前に「給付する人」と「給付しない人」を確定しようとするから大変なんで、逆に
1. とりあえず全員に1万2000円を給付する
↓
2. 来年の確定申告の時、高額所得者にだけ「定額給付金取り返す税」みたいな税金を課して、給付した1万2000円を税金として取り戻す
ってすれば、実際に給付の実務を担う市町村が事前準備にてんやわんやになることもないし、「定額給付金取り返す税」はおいおい法整備すればいいから、給付自体は早い段階でできるしで、いいことずくめのような気がするんですけど。
もちろんいろんな問題があるんでしょうが、こういう「損して得取れ」みたいな方法も緊急事態の今ならアリなのでは? 麻生総理、ご一考を(笑)