→9.収録曲
ポンポンと出てくるベスト盤の数々ですが、出す時期を一歩あやまると売れなくなる、水物の商品なので結構リリース時期が難しいものなんです。
伸びてるときや絶好調な時に出してしまうと一段落ついちゃう印象を与えてしまうし、かといって人気が完全に落ちついている時に出したのでは遅くて売れない…。
なぜかと言うと、ベスト盤はそもそも楽曲をこよなく愛するミュージックフリークよりも、サウンドをファッションと捉えるライトユーザーをターゲットにしてますから「既に流行でない」という印象がついたアーティストのベスト盤は話題に上りにくいし、わざわざ購入するような人はいないんですよね、よほど思い入れがない限り。
個人的には頂点からちょっとピークアウトしたぐらいの時期に出すのが最適なような気がしますが、いかがでしょうか。
ベスト盤もそういう視点で見ると、レコード会社側がアーティストをどう思っているかが透けて見えて楽しいものですよ。
移籍にともなって「精算」の意味を込めて発売されるものも多々ありますが(笑)
さて、前置きとは全く関係なくラルクのベスト盤は3月18日付ランキングで見事初登場トップに。
アジア8カ国・地域を対象にインターネット投票を実施、得票の多かったものが収録された作品で、タイトル通り13曲を収録。
13曲目の「Anemone」がツアーの中で演奏された新曲である点はシングルを既に持っているファンに対するサービスとも言えそうだ。
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