→9.収録曲
初回限定で表紙が6種類あるブックレット、期間限定スペシャルayuサイトへのアクセスパスワード、さらにライブチケットの先行予約特典もありまして…。 と、大盤振る舞い状態に近い様々な「販促ツール」を盛り込んだものの、残念ながら初登場では2位となったのは浜崎あゆみ。 彼女自身が語った「ベスト盤をリリースするメリットがないからイヤだった」という言葉は、多分彼女の今の気持ちをストレートに、しかもダイレクトに伝える彼女からの「叫び」なんでしょうね。 そう、ベスト盤を出すという行為は様々な憶測を呼ぶもの。 今までに、ベストを出したことで解散や活動停止を迎えたアーティストは数知れず、そういう事実を目の当たりにすると「まさかあゆも…」と思ってしまうのはファンとして当然の反応ではないでしょうか。 そこで敢えてカタログ的な内容ではなく、彼女自身が収録曲の選定に参加、また改めてボーカルを収録した楽曲3曲も盛り込むなど積極的な面を見せているのかも知れません。 敢えてキツいことを言ってしまえば、以前リリースしたアルバム「LOVEppears」で2枚組という形態を採用しているのですから、今回も「デビュー曲から最新曲までシングル全曲を完全収録した2枚のCDに加え、初回特典ではオリジナルのハイパーユーロリミックスとプロモ映像のダイジェストをおさめたプレミアCDを封入、さらに期間限定サイトもオープン!」といった内容でもいけたはず。 そこをあえて「出し惜しみ」してしまったことが初登場で2位に甘んじる要因になっているのではないかなぁ、などと思うのですが、いかがでしょうか。

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