結婚・出産・育児にともない一時音楽活動を休業していた椎名林檎の再始動を飾る、自身初のカバーアルバム。彼女が「幸福論」でデビューした1998年5月27日にあわせてリリースされた2枚組のカバーアルバムは、アレンジャーとして以前より彼女の作品を手がけている亀田誠治と森俊之が選ばれ、CDも「亀pact disc」「森pact disc」とそれぞれ命名されている。椎名林檎はタイトル通り「唄ひ手」に徹している訳だ。
さらに、宇多田ヒカルやスピッツの草野マサムネ、さらに実の兄でもある椎名純平とのデュエット作品も収録されるなど、いきなり盛りだくさんの内容。
公式サイト上では彼女のインタビューが掲載されているが、その締めくくりとして、タイトルに「其ノ壱」がついているのがポイントと指摘され「イヤな予感がね」と冗談交じりに語っているが、本当に単発で終わらせるのがもったいない、第2弾も聴きたくなる作品に仕上がっております。
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