カラオmark
■「カラオmark」とは
毎週発表している週間ランキングをベースに、CDのマーケット規模を月間単位で指標化し、市場動向を的確に捉える「karao.com」の独自指標です。 計算方法は、1999年1月から6月までの売上平均を基準=10000ポイントとして、その月の売上がどれだけになっているかを端的に表しています。 なお、採用データはカラオが独自に集計している月間ランキング上位100作品の売上合計を集計期間で割った「1日あたりの売上」で比較しています。

■最近の「カラオmark」
期間シングルアルバムトータル
2000年10月7717.777737.72
7728.62
2000年11月9457.207907.26
8614.20
2000年12月8601.9312149.68
10531.52
2001年1月6618.366648.37
6634.68
2001年2月9853.828028.84
8861.23
2001年3月8351.3310806.62
9686.74
2001年4月6504.7213270.74
10184.70
2001年5月6745.755509.72
6073.49
2001年6月5765.826462.89
6144.95
2001年7月7724.649088.70
8466.54
2001年8月6699.565052.72
5803.86
2001年9月5686.434736.79
5169.93
2001年10月5813.603723.01
4676.54
2001年11月7516.147318.56
7408.68
2001年12月6428.417343.37
6926.05

■2001年7月の動向
宇多田ヒカル、浜崎あゆみ、モーニング娘。に加え桑田佳祐やポルノグラフィティなど売れ筋作品が多数登場したシングル市場。しかし数値は思いのほか伸びず7000ポイント台を回復するのがやっとといったところ。 一方のアルバムは2枚同時リリースとなったミスチルのベスト盤が280万枚を突破、倉木麻衣の2ndが110万枚、平井堅が90万枚をマークし9000ポイント台を回復、久しぶりに明るさをとりもどした。

■2001年6月の動向
シングルの不振が決定的となった6月のカラオmark。シングルについては、比較可能な1999年1月以来で最低となる、初の6000ポイント割れに。 アルバムはゴスペラーズが90万枚を突破したこともあり6000ポイント台を回復、全体では微増というかたちになりました。

■2001年5月の動向
3月末の大量リリースで潤った音楽業界ですが、その反動か4月から5月にかけては目立った新譜も発売されず停滞気味。シングルは月間首位の浜崎あゆみ「Endless sorrow」も50万枚程度という心許ない数字でした。 アルバムも同様で、Misia「MARVEROUS」も55万枚程度にとどまりました。

■2001年4月の動向
4月は何はさておき宇多田ヒカルの2ndアルバム「Distance」と浜崎あゆみのベストアルバム「A BEST」のお話が先決でしょう。2作合計で実に781万枚にも達し、アルバムは13000ポイント台に。この値は、99年3月に記録した13668.73に次ぐ結果に。ちなみに99年3月のポイントをここまで引き上げた立て役者は宇多田ヒカルの1stアルバム「First Love」でした。彼女なくして音楽業界を語れない状態といっても過言ではないでしょう。
一方のシングルは逆に2ヶ月連続の下落でポイント自体が過去最低を記録する結果に。シングル不振をベスト盤がカバーし、トータルでは4ヶ月ぶりに10000ポイントの大台を回復するに至りました。

■2001年3月の動向
月間シングルランキング首位の浜崎あゆみ「NEVER EVER」やB'z「ultra soul」が軒並み60万枚程度と低調だったシングルは先月比1500ポイントの大幅な下落を記録。その不足を補ったのはアルバムでした。 1位のDA PUMPにはじまり、2位のラルク・アン・シエル、3位のSMAPと上位3作がそろってベスト盤、しかもミリオンレベルのセールスを記録し3ヶ月ぶりに10000ポイント台を回復、トータルでは9686ポイントと、先月より上昇する結果に。シングルの不振をベスト盤がカバーする状態になっています。

■2001年2月の動向
2月の月間ランキングで首位の宇多田ヒカル「Can You Keep A Secret?」が110万枚、また2位の浜崎あゆみや3位のKinKi Kidsが軒並み70万枚を突破したもあってか、シングル市場は比較的活性化した模様。 ほぼ平年並みの9853.82ポイントという結果になりました。 一方のアルバムは、200万枚近い売上を示したモーニング娘。のベスト盤の健闘虚しく2月もパッとしませんでした。 カラオmarkでは8028.84と先月よりは1400ポイント近く回復したものの、平年並みの水準=10000ポイントには及ばず、という結果になりました。

■2001年1月の動向
先月はGLAYとサザンのベスト盤がともに200万枚を突破し久しぶりに活況だったミュージックシーン。 1月はその反動か、一気にマーケットはしぼんだようで、シングルとアルバムをトータルした指数では6634ポイントと、5ヶ月ぶりに7000ポイント割れ。 1999年1月からのデータでは過去2番目に悪い数字となった。 シングル・アルバムともに、年末年始の影響でニューリリースが激減したのも大きい。 シングルではミリオンシングルが不在で、その流れを反映するかのように、この「カラオmark」の集計をスタートさせた99年1月以降で最も低い数字となってしまいました。 つまり「シングルCDの売上が過去最低の月」だったということですね。

■2000年12月の動向
12月は先月に比べ1500ポイント近く上昇、10ヶ月ぶりに10000ポイントの大台を回復した。 これはGLAYとサザンオールスターズがベストアルバムをリリースしともに200万枚を突破したことが大きい。 この傾向はデータに現れており、アルバムのカラオMARKは12149.68と先月比で4242ポイント高。 一方のシングルは振るわず、8601.93で先月比855ポイントの下落となった。



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