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[今週のランキング総評] ■2000年のランキングでさっそく2週連続首位をキープしたのはMisia。さすがに元祖R&Bディーバだけあり、出荷枚数はすでに150万枚を突破しております。ファーストアルバム「Mother Father Brother Sister」のロングヒットぶりから、すでに1年半も経過したんですね。ちょっと驚きです。 「BELIEVE」「忘れない日々」「sweetness」などを含む全13トラック。「LOVE」=恋愛という狭い捉え方ではなく、家族や友人に対するLOVEまでもを包容し、それを歌詞や曲を通して「メッセージ」化してゆく。そんな作業を彼女は日々繰り返しているのかもしれません。 ■ベストアルバムが軒並み好調なセールスに支えられています。2位はこれで3週連続2位となる大黒摩季。年末年始、奈良の東大寺境内で行なわれた年末年始のカウントダウンライヴの模様がテレビで中継されていましたが、今年は休養期間に入るそうで21世紀の幕開けと共に再始動することを期待しましょう。 続く3位はスピッツのベスト。また4位に福山雅治、8位にセリーヌ・ディオン、9位にはCHAGE&ASKAと、今週のトップ10にはベスト盤が5枚登場しており、しかも全作品がランクアップもしくは先週の順位をキープしています。 ■ここに来て急激に再浮上をみせた椎名林檎。99年3月21日付で記録した5位以来、実に約10ヶ月ぶりのBest10返り咲きというチャートアクションは極めて異例。しかも、紅白など年末年始のテレビに大量露出したわけでもない。いやぁ底力というか、林檎嬢がリスナーに向けてはなっている「魔力」の凄さを感じずにはいられません。なお、シングル「本能」も今週9位とBest10に見事返り咲いております。 |