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[今週のランキング総評] ■大量に新譜がリリースされた1月26日。おかげでWeekly KARAOのシングルランキングもBest30圏内で初登場が12作品も。そんな大混戦を制し初登場で首位を飾ったのはサザンオールスターズでした。こういう曲、つまりバラードを歌わせたら右に出るものはいない、そんな感じさえ持ち合わせるサザン。遊び心を忘れない面があるからこそ、さらに「バラード」が切り札となって引き立ってくる気がします。「いとしのエリー」と並ぶ新定番ソングになること間違いなし。発売日の午前中で約50万枚のバックオーダーが、というのにも納得。2月26日には昨年9月のシークレットライブの模様を収録したビデオをリリース。 ■スポーツ新聞などで「新曲がいきなり100万枚」と取り上げられたモーニング娘。が初登場で2位に。「初回出荷80万枚に追加20万枚」と非常に動きがいい。今週22位の前作「LOVEマシーン」をさらに煮詰めて濃くしたような、またまた押しに押しまくる作品であります。プロデューサーはつんく、そして編曲は前作同様ダンス☆マンが担当。「ウーハー」「Bon Ba Ba Bon」なんて言われたらもう手も足も出ませんね。この曲のリリースと同時に開設された2ヶ月限定「恋のダンスサイト」も好評展開中。 http://www.morningmusume.net/ ■椎名林檎が2枚同時でマキシをリリース!初登場で3位と4位にランクインしてきました。まずBest3の一角を占めた「ギブス」、こちらはデビュー当初からライブなどで披露されていた楽曲で、17歳になったばかりの冬に作られたもの。この曲で彼女は初めて「あなた」という明確な3文字を対象にしているところにも注目。つまり、林檎嬢が初めて当時の恋愛を詞にしたため、自ら歌い上げた作品なのである。 一方の「罪と罰」は20歳になった頃、こちらも誕生日を迎えた冬に、しかも自宅療養中に作られたもの。全国ツアー「先攻エクスタシー」で彼女がリップサービスのつもりで「シングルリリースするように東芝EMIに圧力を」と発言したことから署名運動にまで発展したという涙ぐましい(?)秘話も。この曲でのキーは「ベンジー」ことBLANKEY JET CITYの浅井健一。彼女が、あこがれの浅井氏にデモテープを送って実現した共演とのこと。 ともに「歌っていることは同じなのに対極」と語る彼女。自分でも選べず、スタッフも選べずで2作品ともリリースしようと言うことになったそうだ。ちなみに今週は相乗効果でアルバム「無罪モラトリアム」も14位に再浮上! ■鈴木あみは6位に初登場。アルバム「infinity eighteen vol.1」が2月9日に控えていることもあって「買い控え」が起きている模様でいつもの彼女にしては低調なスタートになりました。とはいえ作品自体は非常にできがいいと断言できる。自身が春に高校卒業ということもあり「あみがあみに贈る卒業ソング」といった感じに。ありきたりのバラードで終わらせないところが小室哲哉らしい。作詞は鈴木あみ自身と小室哲哉・小室みつ子による共作。 ■10位はTHE YELLOW MONKEYが「バラ色の日々」から約1ヶ月半というハイペースでリリースした新作。その前作よりも実は先にレコーディングしていたもの。また、前作同様朝本浩文とのコラボレートが印象的。一言で言うと「ダルいロック」とのこと。今後の予定としては4月8日よりツアーがスタート。 ■「アポロ」に続くポルノグラフィティのセカンドシングルが14位に初登場。今作品はフジテレビ系アニメ「GTO」の主題歌。1年前から原曲は既に存在し、それに手直しを加えてのリリースとなりました。 続く16位はSugar Soul/ZEEBRA名義の「SIVA 1999」に続き、ZEEBRA/Sugar Soul名義でのリリースとなった「ZEUS 2000」が初登場。 |