独自集計のSales情報をもとにはじきだした最新チャート |
2000年9月10日付
先週のアルバム/今週のシングル
|
|
[今週のランキング総評] ■「現実の、本物の」というタイトルとは裏腹に、かなり実験的なところも垣間見られるラルク・アン・シエルが2週連続首位獲得。挑戦しつつも、一方で彼らの生々しさがえぐり出された、ということでしょうか。ちょっと抽象的なお話でしたね…。 ■おぉ、なんと3位に入ってきたのは映画版未来日記のサントラです。GLAY効果かといわれていますが新曲は思ったほどの売上げをだせず「未来日記人気に陰りが?」などと叩かれもしましたが映画の方は上映館が増えるそうで(というか最初の上映館が50館は少なすぎないか?)人気は継続中のようです。 映画を見なくても泣ける…、そんな仕上げになっていますのでファンならずとも聞く価値ありです。未来日記といえば最近チェーンメールがはやっているそうですが送られても送らない、これが原則ですよ。 ■5位は「ネオガールポップ」と称してもいいようなWhiteberryの1st。ご存知の通り「夏祭り」のブレイクですっかり名前が出るようになりましたがこのアルバムからはまだ「若さ」というのがでまくってる感じがします(いい意味でも悪い意味でも) 何枚かシングル・アルバムを重ねていくうちに「成長記録」としてこのアルバムを聞き比べてみるのもいいかもしれません。ちなみに、レーベルでは先輩にあたるHysteric Blueの「P・O・T(Power Of Teans)」のカバーも収録されていましたよ。 ■7位には、6人になったKEMURIの約2年ぶり3枚目となるアルバムがランクイン。KEMURIとはPMA(POSITIVE MENTAL ATTITUDE=肯定的な精神姿勢)をバンドの哲学とし、スカとパンク、さらにハードコアを融合させた音楽をクリエイトしているユニット。メンバー構成は、 イトウフミオ(Vo) ツダノリアキ(B) ヒラヤショウジ(Dr) ミナミヒデノリ(G) モリムラリョウスケ(Tp) コバヤシケン(Sax) となっております。初のセルフプロデュースとなった今回の作品、タイトルには「数え切れないほどの素晴らしいこととたくさんの悲しみ」という意味合いが込められているそうだ。気になった方は、公式サイトや試聴ができるサイトをお勧めいたします。 ■10位と13位に相次いで初登場したどちらもドラマ主題歌を担当する2人のアルバム。どちらも2ndアルバムとは思えぬほど曲が作られていていい感じです。10位のFayrayはややセクシーな声に圧倒される感があります。13位の木村由姫の方はバラードもあれば先行の「LOVE&JOY」のようなポップナンバーも入っていてバラエティに富んでいます。最近は宇多田ヒカル、浜崎あゆみなど女性ソロのアーティストが目立つ中、この2人も侮れない感がありますので先物買い派のあなたはチェキですよ。 ■注目は21位。20位同様「究極のタイアップCD」ともいえるゲームミュージックのアルバム、「交響組曲『ドラゴンクエストVII』エデンの戦士たち+オリジナル・サウンドトラック」がランクイン。初回盤5万枚はスーパーピクチャーレーベル仕様になっています。オーケストラバージョンとサントラが2枚組CDにパッケージングされた、ファンにとって非常にありがたい一作。 |