雑誌などの写真にうつる彼女を見ると影にも似たオーラを発している。曲を聴けば世の中の酸いも甘いも経験したかのような哀愁が満ち満ちている… 非常に「大人びた」女性、それが鬼束ちひろではないでしょうか。テレビ朝日系ドラマ「TRICK」の主題歌となった「月光」がロングヒットを続けついに先週カラオのランキングでBest10入りを果たしています。そんな彼女のモットーは「やられたら、やりかえす」とのこと。彼女からこの言葉が発せられると重みを感じてしまいますが、情けは人のためならず、自分のため的な意味も含まれているそうです。宮崎県出身、1980年10月30日生まれということで、20歳になったばかりということになります。

プロデューサーでもある浅倉大介が休暇中、ロスのカフェで偶然となりあわせ意気投合したところからデビューを果たしたという、かなりドラマティックな経歴を持つFayrayは98年7月29日にTBS系ドラマの主題歌にもなった「太陽のグラヴィティー」をリリースしてデビューした23歳の女性ソロアーティスト。

94年に北海道北見市で結成された、ボーカル前田由紀、ギター稲月彩、ベース長谷川ゆかり、ドラムス川村恵里加、キーボード水沢里美の5人組バンド。99年8月4日、楽曲提供にJUDY AND MARYの恩田快人を迎え、Hysteric Blueを送り出した事でも知られる10代アーティストのためのレーベル「POT ARTIST」第2弾としてミニアルバム「after school」でデビュー。

くるりとは、ボーカルとギターの岸田繁、ベースの佐藤征史、ドラムスの森信行の3人から構成されるバンド。1996年4月に結成、1998年7月にはサニーデイ・サービスやスピッツも出演したイベント「ロックロックこんにちは」に登場するなど活動をすすめ、98年10月21日にマキシシングル「東京」でデビューを果たした。ちなみにボーカルの岸田繁はかなりの鉄道マニアだとか。所属レコード会社、ビクタースピードスターのオフィシャルサイトが「くるり電車」をモチーフにしているのもうなずきです。

「Sound. Earth. Nature. Spirit.」の略でもあるS.E.N.S.は深浦昭彦と勝木ゆかりの2人からなる作曲家ユニット。S.E.N.S.としての活動は、1988年4月にNHK特集「海のシルクロード」の音楽を担当したことでスタートしたと言われています。12年間で29枚ものアルバムを世に送り出した彼らのフィールドワーク的存在なのがドラマ音楽。「あすなろ白書」「輝く季節の中で」「青い鳥」「神様、もう少しだけ」「P.S.元気です、俊平」「二千年の恋」など多くのドラマで、その感動をもり立ててくれています。

Misiaや宇多田ヒカルのヒットを受けてもはや「大量生産」状態の女性R&Bシンガー。そんな食傷気味なミュージックシーンで、米倉利紀や平井堅など「聴かせてくれる」実力派男性R&Bシンガーが躍進しています。そんな中、今年10月12日にメジャーデビューを果たしたのが清貴。仙台の県立高校に通う高校3年生でもある彼、マライヤ・キャリーをリスペクトしデビュー前に送ったデモテープもマライヤの曲で埋めたというほどの尊敬ぶりだ。

1979年生まれ、千葉県佐倉市出身で、幼稚園の頃から幼なじみだった4人組によるバンド、それがBUMP OF CHICKEN。メンバーはボーカルとギターの藤原基央、ギターの増川弘明、ベースの直井由文、ドラムスの升秀夫から構成される。下北沢のハイラインレコーズで作品をリリース、インディーズながらメジャー作品と遜色ないセールスを記録し話題に。そして9月20日にトイズファクトリーからシングル「ダイヤモンド」でメジャーデビュー。大学受験の関係で1997年10月と1998年12月の2回、活動休止と再開を繰り返すなどマイペースな動きも印象的。

96年10月結成、97年9月に1stアルバム「山嵐」をリリースした5人組ミクスチャーバンド。メンバーはボーカルのKOJIMA、SATOSHI、バスの武史、ギターのKAZI、ドラムスのYOSHIAKI ISHII。99年6月9日発売の2ndアルバム「未体験ゾーン」が初登場で15位をマーク、今年7月にZepp大阪やZepp東京で行われたライブのチケットが即日完売する勢いを見せていた。昨年12月、ドラムスが腕を骨折し一時活動を休止していたが今年8月に復活第1弾シングルとして満を持してのリリースとなった「ブラックホール」が見事スマッシュヒットを記録した。さらに、今年10月1日付で麻波25のギターOGA-KIDを新メンバーとして迎え、6人編成になった。

95年に、ボーカルかつ作詞作曲を担当するRyojiを中心に「ホーンセクションがいるメロディアスでみんなで大合唱出来るスカパンク」を目指し結成されたバンド。現在のメンバーは、Ryojiの他Chucky、Satoshi、Ichikawa、Kobayashi、Mitchiyの計6人。自身が立ち上げたインディーズレーベルのTV-FREAK RECORDSから作品をリリースしているが常に高い人気を誇り、アルバム「POTSHOT'tilI die」は15万枚を突破しているほどの実績を持つ実力派。10月6日リリースのアルバムには早くも注目が集まっている。

KEMURIとは「前向きに取り組もう」というポジティブ思考であるPMA（POSITIVE MENTAL ATTITUDE＝肯定的な精神姿勢）をバンドの哲学とし、スカとパンク、さらにハードコアを融合させた音楽をクリエイトしているユニット。ボーカルのイトウフミオを中心に、ツダノリアキ（B）、ヒラヤショウジ（Dr）、ミナミヒデノリ（G）、モリムラリョウスケ（Tp）、コバヤシケン（Sax）の6人組。メンバー構成をご覧の通り、トランペットやサックスといったホーンセクションが入っているのもバンドの大きな特徴となっている。