昨年12月にアルバム「I RAG YOU」（初登場19位）でデビューしたアカペラバンド、RAG FAIR（らぐふぇあー）の1stシングルが見事Best3入り。

RAG FAIRとは、フジテレビ系「力の限りゴーゴゴー!!」の人気企画「ハモネプ」で、レプリカというユニットのメンバーとして登場し火がついたおっくんこと奥村政佳（78.3.30生まれ）をはじめ、加藤慶之（78.2.27）、土屋礼央（76.9.1）、荒井健一（79.2.12）、引地洋輔（78.3.20）、高久陽介（79.7.21）ら6人による、関東の大学アカペラ・サークル（奥村は筑波大学、加藤は埼玉大学、荒井と高久は早稲田大学）のメンバーが中心のユニット。

今回のシングルはメンバーの土屋礼央が参加している別ユニット、ズボンドズボンの楽曲で、初回盤はくるくるまわる「特製フリフリジャケット」仕様になっております。

1月27日からは誰でも入れる全国6ヶ所のフリースペースをまわるフリーライブサーキット「ふり〜ふり〜ライブでチュウ」を展開中。

T.M.Revolutionや藤井隆らのプロデューサーとしても活躍中の浅倉大介と、ソロ活動に加えてミュージカルなど活動の場を広げている貴水博之によるユニット、accessが7年ぶりに再始動。その第1弾シングルが4位にランクイン。

カップリングには、94年12月19日、沈黙前最後となる横浜アリーナ公演の最終曲「LOOK-A-HEAD」が、当時の音源のまま収録されています。2月27日には次のシングル「EDGE」のリリースが早くも決定しております。

タイトル通り、映画のテーマソングなどでおなじみの作品を40曲収録した2枚組のコンピレーションアルバムが4位にランクインしてきました。

DISK1にはシェリル・クロウ「トゥモロー・ネバー・ダイ」やリマールの「ネバーエンディング・ストーリーのテーマ」などPOP&ROCKS作品が、DISK2にはエリック・クラプトン「チェンジ・ザ・ワールド」やエルビスコステロ「She」など、LOVE&BALLAD作品がそれぞれ収録されています。

小澤征爾（おざわせいじ）が日本人指揮者として初めて指揮台に立った2002年のウィーン・フィルのニューイヤー・コンサートの模様を収録したアルバムが、初登場11位で2週目には6位にまで上昇。

「ランキングで上位に初登場」という話題がメディアで大々的に取り上げられたことから注目を集めた模様。言うまでもないですが、純粋なクラシック作品がここまで売れているのはかなり珍しいこと。

フジテレビ系「力の限りゴーゴゴー!!」の人気企画「ハモネプ」で、2001年8月に行なわれた「第1回ハモネプ全国大会」の模様を収めたライブアルバムが初登場4位で、2週目以降も安定したセールスを記録しています。

この作品、実は番組放送直後に限定5000枚のみ電話通販されたのですが、何と280万コールもの申込が殺到したため一般発売に踏み切ったもの。

ア・カッペラーズやぽち、レプリカ、チン☆パラなど、番組でおなじみのアーティストが名を連ねております。

中納良恵（ヴォーカル）と森雅樹（ギター）の2人組、EGO-WRAPPIN'（エゴラッピン）が昨年11月28日にリリースした作品が、今週遂にBest20入りしてきました。

この作品はもともと2000年9月2日にミニアルバム「色彩のブルース」としてインディーズリリースされ、FMラジオ局などでパワープレイされ話題になったもの。2001年5月末に発売されたアルバム「満ち汐のロマンス」が初登場10位を記録するなど注目を集めていた彼らの哀愁漂う希有の名曲で、今回ニューミックスされシングル化されたのは、名曲・名演奏を長く愛して欲しいというメンバーの思いから生まれたそうだ。

自身のスタイルを確立したとも言われる「聴かせるブルース」なだけに、さらなるロングヒットも期待できそう。

キンモクセイがカラオのランキングに初登場してきました。キンモクセイとは、ひとことで言えば神奈川県相模原出身の5人組ポピュラーミュージックグループ。

小学校や専門学校での同級生が集まって結成されたユニットで、2001年10月24日にシングル「僕の行方」でデビューしたばかり。今回の「二人のアカボシ」は2ndシングルで、敢えて言えばいい意味で古くさい楽曲といったところでしょうか。

年末から年始にかけてブームが再燃しているモンゴル800。40万枚を突破した2ndアルバム「MESSAGE」が今週再びBest10圏内に返り咲きましたので、ここできっちりおさえておきましょう。

モンゴル800とは、モンパチとも呼ばれる沖縄出身の3人組ロックバンド。上江洌清作（うえずきよさく、ベース・ボーカル）、儀間崇（ぎまたかし、ギター）、高里悟（たかざとさとし、ドラム）の3人が、1998年に沖縄県浦添高校在学中に結成したバンドで、県内で開かれる「てだこ祭り」で初ステージを飾っています。

99年12月に1stアルバム「GO ON AS YOU ARE」をインディーズリリースした際、タワーレコード那覇店で開催した発売記念ライブではイベント動員記録を更新するほどの盛況ぶりで、当初から地元沖縄で絶大な支持を集めていました。

そして2000年4月、メジャー流通となる1stアルバム「GO ON AS YOU ARE」を発売して今に至る訳ですね。沖縄県でのヒットの動向をいち早くつかんだレコードショップが、全国的な展開をしたことが情報発信の役割を果たした、と言えそうです。

CHEMISTRYや平井堅、Skoop On SomebodyなどジャパニーズR&B界のトップアーティストを数多く抱えるソニーが、R&B系サウンドのプロデューサーとしておなじみの松尾潔による選曲でまとめたコンピレーションアルバムが4位に初登場。m-floやDOUBLEなど、レコード会社の枠にとらわれず、J-R&Bというジャンル全体のムーヴメントがこの1枚で分かってしまうお得な1枚。

飽和状態になりつつあるベスト盤にかわるレコード会社の新たな収益源として、今後もこのような形態の作品が数多くリリースされそうな予感。でも、そうなってくるとますますシングルの買い控えが起きてしまうような…。新年早々、ちょっと不安にさせる作品でもあります。