Vol.078 1999年2月21日発行
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◆独自集計のCD Rankingに新譜・アーティスト情報が加わった音楽情報誌◆
Music Guide『Weekly KARAO』
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front contents
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◇SPEED、鈴木あみ、宇多田ヒカルの初登場順位を完全速報!首位は一体誰か?
◇アルバムチャートも混戦模様、黒夢・ZARD・広末の初登場でミスチル・華原は…
◇今年の曲のタイトルに重大なメッセージが!今週の特集で徹底解明に挑戦?
....and more!
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□□ INDEX ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
◆front contents
◇掲示板〜KARAO notice board
→訂正とお詫び
◆KARAO Weekly Single RANKING
◆KARAO Weekly ALBUM RANKING
◆らんきんぐ・ジャンル別ガイド
◆New Release FLASH
◆ALBUM Release JUST NOW!
◇今週の特集「タイトル分析でミュージックシーンを見る」
◆Artist Clip
◆編集後記
□□ 掲示板〜KARAO notice board ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
□□ ━━━━━━━ KARAOからの各種informationを集結、本文を読む前にどうぞ
●訂正とお詫び
先々週、および先週号のシングル新譜情報においてアーティスト表記に誤りが
ありました。
2月20日(Sat)発売
誤)■月を越えろ 奥田民夫
正)■月を越えろ 奥田民生
ここに訂正するとともにお詫び申し上げます。
●見にくかったりデザインがずれて見える方へ〜等幅フォントのすすめ
ランキングや新譜情報が表形式になっていなくてゴチャゴチャしていたり、デ
ザインがずれていると感じる場合、設定がおかしい場合があります。
詳しくは http://www2.osk.3web.ne.jp/~kazikeda/mua/ をご覧ください。
□□「KARAO Weekly Single RANKING」2月21日付━━━━━━━━━━━━━━━
□□ ━━━ 独自集計のセールス情報をもとにはじきだした最新シングルチャート
今 先
週 週 タイトル アーティスト
…………………………………………………………………………………………………
01 − Movin'on without you 宇多田ヒカル
02 − Precious Time SPEED
03 02 Automatic 宇多田ヒカル
04 − Nothing Without You 鈴木あみ
05 01 Winter,again GLAY
06 03 Memory 青春の光 モーニング娘。
07 04 朝がまた来る DREAMS COME TRUE
08 15 春〜spring〜 Hysteric Blue
09 13 WHATEVER 浜崎あゆみ
10 − 君を想うとき/Oh! Heaven TOKIO
‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥
11 06 そのスピードで the brilliant green
12 10 朝日を見に行こうよ SMAP
13 08 ラスト チャンス Something ELse
14 12 ここでキスして。 椎名林檎
15 05 WILD RUSH T.M.Revolution
16 11 Over and Over Every Little Thing
17 07 いつか ゆず
18 09 希望の鐘が鳴る朝に THE ALFEE
19 − Happy Xmas−War is over− ウリナリオールスターズ
20 26 宝物 岡本真夜
…………………………………………………………………………………………………
♪20位以下は月曜発表 http://www.karao.com/rank.html
■SPEEDと宇多田ヒカルの一騎打ちとなった今週のシングルランキングは16歳の宇
多田ヒカルに軍配があがりました!初登場で首位を獲得、これでデビューシン
グル「Automatic」に続き2作連続首位獲得。今回の作品は「Automatic」がリリ
ースされる前に録音された曲のため、ヒットによるプレッシャーなどは一切な
かったそうだ。そんな彼女、4月に大阪と東京で行われるライブが非常に待ち
遠しいとのこと。まぁファンもそれと同じくらい楽しみにしてますよね(笑)
■KARAOのチャートでは5枚目の「White Love」から「my graduation」「ALIVE」
「ALL MY TRUE LOVE」と続いてきた初登場首位記録は残念ながら更新できず、
SPEEDのニューシングルは今回は2位からのスタートとなりました。今作は
「STEADY」「White Love」に続くウィンターラブソング第3弾で新垣仁絵と上原
多香子が途中でセリフをささやくところも印象的。「Kiss me... I'm yours」
なんて、なんとも強気な女性の言葉をちりばめながらも全体的には揺れに揺れ
ている女心を歌い上げたナンバー。
■3位は新曲のリリースで勢いが落ちるかと思ったら逆に相乗効果でBest3に見事
とどまった宇多田ヒカルのファーストシングル。先週お伝えしたアナログ盤は
発売直後にほぼ完売したそうです。
■鈴木あみのニューシングルは初登場4位。初回生産45万枚限定で「ami Wステッ
カー」が封入されております。そのステッカーの裏にはアルバムの特典情報や
3月17日に発売される「Don't leave me behind」とのダブル購入プレゼント情
報も掲載されております。リリース関係では3月25日にいよいよファーストアル
バムが発売されます。また、アルバム発売に関連してイベントを実施する予定
とのこと。
■新曲で若干おされぎみで6位のモーニング娘。今回の振り付けで立ち位置を上か
ら見るとちょうど「M」になっている、というのは有名なお話ですね。3月21日
からスタートする全国ツアーは4月18日の東京厚生年金会館でフィナーレ、とい
うことでメンバーの福田明日香の脱退まですでに2ヶ月を切ったことになりま
す。彼女には残りの時間を大切に過ごしてもらいたいものですね。
■98年デビューし99年ブレイク、といえばhikkiこと宇多田ヒカルかもしれません
が、ここにきてHysteric BlueがBest10に飛び込んできました。バンド結成は
1997年7月JUDY AND MARYなどをてがけるプロデューサー、佐久間正英によるソ
ニーの新しいレーベル「POT(Power Of Teens) ARTIST」の第1号アーティストと
して昨年10月31日「RUSH!」でデビューした3人組。ヴォーカルのTama、ギター
のナオキ、そしてドラムスのたくやの女1+男2アーティストで全員大阪府出身。
そんなHys@b、4月1日にはファーストアルバム「baby Blue」が発売されます。
■TOKIOの今年第一弾リリースは前作「Love&Peace」以来約9ヶ月ぶり。前作の初
登場26位、最高位19位という記録を軽々飛び越しBest10に登場してきました。
フジテレビ系「男女8人恋愛ツアーTOKIOのな・り・ゆ・き」テーマソングとTBS
系ドラマでメンバーの松岡昌宏が主演する「天国に一番近い男」のダブルタイ
アップ。
□□「KARAO Weekly ALBUM RANKING」2月21日付 ━━━━━━━━━━━━━━━
□□ ━━━━ シングル同様セールス情報をベースにした独自のアルバムチャート
今 先
週 週 タイトル アーティスト
…………………………………………………………………………………………………
01 − 永遠 ZARD
02 − EMI 1994-1998 BEST OR WORST 黒夢
03 − private 広末涼子
04 02 kahala compilation 華原朋美
05 01 DISCOVERY Mr.Children
06 03 A Song for ×× 浜崎あゆみ
07 − ZIP mania II オムニバス
08 08 ブリーズ パンドラ
09 09 flava 米倉利紀
10 − the best selection of first moritaka 1987-1993
森高千里
‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥
11 04 STAR BOX-UNICORN- ユニコーン
12 06 DANCEMANiA X1 E-ROTIC、パパヤ 他
13 10 THE BEST "Love Winters" 広瀬香美
14 05 STAR BOX-X- X
15 13 アルマゲドン サウンドトラック
16 11 MOMENT SPEED
17 20 ミスエデュケーション ローリン・ヒル
18 07 STAR BOX-REBECCA- レベッカ
19 17 ド ミ ノ 山崎まさよし
20 − The New Selection of THE CHECKERS "Ballade Selection"
チェッカーズ
…………………………………………………………………………………………………
■「永遠」「My Baby Grand〜ぬくもりが欲しくて」「運命のルーレット廻して」
「新しいドア〜冬のひまわり」「GOOD DAY」「息もできない」「風が通り抜け
る街へ」と強力シングルをまんべんなく収録したZARDの、オリジナルアルバム
としては「TODAY IS ANOTHER DAY」以来実に2年7ヶ月ぶりとなる作品が首位に。
初回限定特典は学生時代坂井泉水が毎日のように聴いていたBOYS TOWN GANGの
ヒット曲「CAN'T TAKE MY EYES OFF OF YOU」をフレンチポップスをコンセプト
にピチカートファイブの小西康陽がアレンジしたものを収録した8cmシングル。
■突然の無期限活動停止を発表した黒夢のベストアルバムが初登場で2位に。年間
で100本以上というライブを行っていく過程で人時がプライベートな部分でゆと
りがとれなくなったことで悩んだ末に清春に脱退を打診、清春が受け入れて決
まったというコメントが発表されたことはすでにKARAOでもお伝えしました。
このアルバムはSOFT DISKとHARD DISKの2枚組、全38曲収録。リリースでは3月
31日にはライブビデオが発売される。今後の2人の活動に関しては未定だが清春
はアーティストのプロデュースなどに意欲的に取り組みたいという情報が伝わ
ってきている。
■広末涼子の「private」、初登場でBest3にチャートイン。岡本真夜、広瀬香美、
古内東子、椎名林檎、かの香織、朝本浩文ら豪華アーティストによる楽曲提供
や本人による作詞が3曲という話題性十分の作品。また本人作詞の「大人になら
ないように」は篠原ともえが彼女の詞に曲をつけた、非常におもしろいもの。
シングルは「summer sunset」「ジーンズ」「明日へ」を収録。
■森高千里のベストアルバムが初登場。「渡良瀬橋」「私の夏」「雨」「私がオ
バサンになっても」「ハエ男」など非常に懐かしい曲が全部で20曲おさめられ
ています。ニューシングル「私のように」は3月17日に、またライブビデオが
4月14日に控えています。
■20位はチェッカーズの初期から中期にかけてのバラードベストアルバム。
□□「らんきんぐ・ジャンル別ガイド」━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
□□ ━━━━━━━━━ 売上以外のレンタル・リクエストでのヒット曲はコレ!
◆CDは買うだけじゃない!今週のレンタルCDランキング(2/12〜2/18)
http://www.acom.co.jp/vc/chart/chart.html
(アコム/レンタルアコムヒットチャート)
<↑> 1 Winter,again/GLAY
<↓> 2 そのスピードで/the brilliant green
<←> 3 Over and Over/Every Little Thing
<←> 4 朝がまた来る/DREAMS COME TRUE
<←> 5 Automatic/宇多田ヒカル
注目曲:11位「宝物/岡本真夜」
◆ファンの強さがモノをいう?今週のリクエストランキング(2/19放送分)
http://www.joqr.co.jp/htmls/chm1.html
(文化放送/FRIDAY SUPER COUNTDOWN 50)
<↑> 1 やめないで、PURE/KinKi Kids
<↓> 2 Winter,again/GLAY
<←> 3 Memory 青春の光/モーニング娘。
<↑> 4 Precious Time/SPEED
<↑> 5 Nothing Without You/鈴木あみ
注目曲:13位「Someday,Someplace/Every Little Thing」
19位「さよならのかけら/小松未歩」
※著作権に最大限配慮するため、Weekly KARAOでは「引用」にとどめさせていた
だきます。ランキングの詳細に関しては、各ホームページにアクセスしてご確
認下さい。
□□ 3週間分のシングル新譜情報「New Release FLASH」 ━━━━━━━━━━━
□□ ━━━━━━━ 3月14日以降は http://www.karao.com/new_s.html に掲載中
>今週のNew Single< 2/22→2/28
2月24日(Wed)発売
◇マーガレット CHIAKI&Fruits Flowers
◇青の住人 TERU
◇まごころ UDO
ウリナリが放つポケビソロ活動、ついにスタート
◇アザヤカナキセキ CASCADE
「メモリーズ」に続く3ヶ月連続リリース第2弾
◇70%−夕暮れのうた Chara
3月17日にはアルバムをリリースする彼女の今年初めてのシングルリリース
◇MESSAGE TO YOU 大鶴綾香
テレビ東京系「スキヤキ!!〜ロンドンブーツ大作戦」オープニングテーマ
■太陽の国へ行こうよ すぐに〜空飛ぶ夢に乗って〜 大黒摩季
ANB系「ニュースキャスター霞涼子」主題歌
■君んち。 篠原ともえ
特製パスホルダと、3月28日の武道館無料コンサート入場応募券付き
■やめないで、PURE KinKi Kids
日本テレビ系ドラマ「君といた未来のために」主題歌
■曇りのち晴れ SIAM SHADE
フジテレビ系ドラマ「鬼の棲家」主題歌
■青のじゅもん Kiroro
沖縄で発売されたインディーズの「長い間」のカップリング曲をリリース
◇YELLOW BIRD MONDAY満ちる
◇火の川 小谷美紗子
◇記憶 PAMELAH
◇strawberry blues mary-go-round
◇KNIFE 将太
◇Tomorrow CLOSE
◇Sweet Rendez-Vous 小林建樹
◇STARGAZER JAYWALK
◇Touch my love again Char
◇くちびる 小川七生
◇はてしなく青い空を見た 西脇唯
■GUATEMALA TRICERATOPS
■VOICE FEEL
■風にうたえば 尾崎豊
■記憶 PAMELAH
■フライハイ 堂島孝平
■Glow In The Dark 吉川晃司
■sweet love YU-KO
■螺旋の月 高橋由美子
■まだまだ 林田健司
■HEAT EAST RIVER
■WHO... tohko
■ALONE Lastier
■ハルカ…/カナタへ… Pierrot
■Be cool! 野猿
■あ・い・す・い・ま・せ・ん COIL
■虹 くるり
2月27日(Sat)発売
◇WORLD WIDE LOVE SONG LaB LIFe
◇電球 松崎ナオ
>来週以降のNew Single< 3/1→3/14
3月1日(Mon)発売
◇僕は愚かな人類の子供だった 佐野元春
◇Glory Glory Folder
3月3日(Wed)発売
◇Someday,Someplace Every Little Thing
トヨタ「HILUX SURF」CMソングとして好評オンエア中
◇さよならのかけら 小松未歩
◇Your Love 八反安未果
◇サヨナラ 恋愛信号
◇はじまり チェキッ娘
◇sakura 鈴里真帆
◇COOL TRAIN cool drive makers
■Love impact MAX
■SO YOUND THE YELLOW MONKEY
■Let yourself go,let myself go Dragon Ash
■さよならのかけら 小松未歩
■明日に向かって走れ! ネプチューン
3月10日(Wed)発売
◇Motto タンポポ
「ラストキッス」に続くセカンドシングル、31日にはファーストアルバムが
◇長いため息のように the brilliant green
「そのスピードで」が主題歌として使われている「Over Time」の挿入歌
◇この愛のために CHAGE&ASKA
NEC企業広告キャンペーンソング
◇奇跡の恋 山下久美子
◇I WILL〜風に向かって〜 To Be Continued
◇Joyful DA PUMP
◇タイトル未定 V6
□□ 3週間分のアルバム新譜情報「ALBUM Release JUST NOW!」 ━━━━━━━━
□□ ━━━━━━━ 3月14日以降は http://www.karao.com/new_a.html に掲載中
>今週のNew ALBUM< 2/22→2/28
2月24日(Wed)発売
■THE.LOST.INNOCENT FANATIC◇CRISIS
「火の鳥」「Maybe true」「beauties」などヒットシングル含む計15曲
■無罪モラトリアム 椎名林檎
シングルとアルバムを両方購入すると抽選でスペシャルメイキングビデオが!
■h hitomi
94年「Let's play winter」から「Progress」までシングル収録のベスト盤
◇THE RHYME ANIMAL REMIX E.P.2 ZEEBRA
◇君といた未来のために coba
■Useless Music WINO
■GOLDEN YEARS VOL.IV 吉川晃司
■PAT.#0002 P.A.F.
■LAST LIVE "FINAL SPARK" Sleep My Dear
■Key of Life I Key of Life
■PINUPS 吉岡忍
■SMILING GOLD〜THE BEST&BACKING TRACKS 槇原敬之
■Live at BLITZ + media youth
■DISCORD gutninja remixes 坂本龍一
■Prunes&Custard フラワーカンパニーズ
■love love dreamer YURIMARI
■BRIDGE ZEPPET STORE
■LOVE ON WINGS SAKURA
■90's II〜The BEST KIX・S
■Glissando 東野純直
■ワインレッドの心 玉置浩二
■on Sugar Soul
■SWEET REVENGE 吉沢梨絵
■PERFECT BEST X JAPAN
■ware ware,war CRAZE
■むらさき。 ともさかりえ
2月25日(Thu)発売
■Kiss 大沢たかお
2月26日(Fri)発売
◇CHISATO 1996 SINGLES 千聖
◇ORGANIC GROOVER+1 千聖
■やってみよう 國府田マリ子
2月27日(Sat)発売
◇うたうの NUU
◇Singles+ THE BOOM
>来週以降のNew ALBUM< 3/1→3/14
3月3日(Wed)発売
◇BastardEYES zilch
◇ONE and ONLY 木村佳乃
◇spiritual garden sun's market
◇March Daily-Echo
◇BLACKTHORN CIDER 杏子
■BEST OF MY TIME 反町隆史
■セイレン al.ni.co
3月5日(Fri)発売
◇OK! OK!! 栗原みえ
◇サンフランシスカンの憂鬱 Kozmic Blue
◇Psychodissection Shiver
3月10日(Wed)発売
◇THE FORCE T.M.Revolution
WILD RUSH、THUNDERBIRD、HOT LIMIT、Burnin'X'masを含む全12曲
◇First Love 宇多田ヒカル
シングル2曲を含むアルバムは全10曲、深く彼女を知ることができる作品
◇STAFF ROLL 野猿
◇きみにとどくまで… 我那覇美奈
◇JUMP UP スーパーカー
◇タイトル未定 S.E.S
※◇はメールマガジン誌上で新規掲載もしくは更新された情報を示しております。
□□ 今週の特集「タイトル分析でミュージックシーンを見る」 ━━━━━━━━
□□ ━━━━━━━━━━━━ この時期の曲のタイトルに重大なメッセージが?
季節はもうすぐ春。卒業・進学・就職・退職・転勤・引越しと新たなライフス
タイルに移行する時期でもあります。もちろんミュージックシーンでもそんな動
きに対応してこの季節に合う曲を送り込んでくるわけですが、とりわけ今年はあ
る特徴が見え隠れしている気がします。そんな「重箱の隅をつつくような」KARAO
の笑える分析をお楽しみください。
■何かが違う「春物戦線」
まずはこの時期にヒットした曲をならべてその傾向を見てみましょう。
1996年 1997年
・DEPARTURES/globe ・CAN YOU CELEBRATE?/安室奈美恵
・名もなき詩/Mr.Children ・Go! Go! Heaven/SPEED
・マイ フレンド/ZARD ・1/2/川本真琴
・ラストシーン/布袋寅泰 ・君に逢いたくなったら…/ZARD
・Don't wanna cry/安室奈美恵 ・FACE/globe
・I'm proud/華原朋美 ・The Other Side of Love
・FOREVER/岡本真夜 /坂本龍一featuring Sister M
・空も飛べるはず/スピッツ ・白い雲のように/猿岩石
・グロリアス/GLAY ・Red Angel/ポケットビスケッツ
・JAM/THE YELLOW MONKEY ・FIREBALL/B'z
・幸せになりたい/内田有紀 ・明日、春が来たら/松たか子
1998年 1999年
・夜空ノムコウ/SMAP ・Automatic/宇多田ヒカル
・Time goes by/Every Little Thing ・光の射す方へ/Mr.Children
・明日が聴こえる/J-FRIENDS ・朝がまた来る/DREAMS COME TRUE
・my graduation/SPEED ・朝日を見に行こうよ/SMAP
・1/3の純情な感情/SIAM SHADE ・明日へ/広末涼子
・ロマンス/PENICILLIN ・希望の鐘が鳴る朝に/THE ALFEE
・散歩道/JUDY AND MARY ・春〜spring〜/Hysteric Blue
・ニシエヒガシエ/Mr.Children ・ラストチャンス/Something ELse
・Wing/知念里奈 ・Winter,again/GLAY
・長い間/Kiroro ・Over and Over/Every Little Thing
・桜/川本真琴 ・そのスピードで/the brilliant green
97年「明日、春が来たら」、98年「桜」、そして今年の「春」という具合に
この時期を意識した春先の曲、96年「FOREVER」、97年「君に逢いたくなったら」
98年「my graduation」、そして今年の「明日へ」と卒業をテーマに出会いと別れ
を感じさせる曲の2つのタイプがきちんとちりばめられています。でも、99年の
リストをながめていると1つだけ例年にない特徴がありますね。それが今回のテー
マです。
■今年のテーマは「朝」?
そう、「朝」が多用されているんです。ドリカム、SMAP、THE ALFEEという具合
に(笑)。それも「朝がまた来る」「希望の鐘が鳴る朝に」と、ある種の願いが
こめられた意味深なタイトル。これは何かありそうですよね。
■なぜ「朝」なのか
朝とは夜が明けてしばらくの間という意。夜明けという言葉は「新しい時代や
事物が始まろうとする時」という意味合いで使われることがあるので、そんな新
しい何かが始まったばかりの時代を指し示すキーワードになり得る「朝」。景気
も悪く社会的にも終始暗い話題だけがつきなかった98年に見切りをつけて新たな
一歩を踏み出す、そんな願いにも似た時代背景を見事に写し取ったタイトル、と
いう流れの考えは強引すぎるかもしれないが、実際問題としてこの時期に非常に
マッチしたタイトルであることだけは間違いないだろう。
■99年は何の「夜明け」?
こと99年のミュージックシーンの今はまさに「夜明け」という3文字でうまく語
り尽くせそうな気がする。98年、各レコード会社は売上の伸び悩みから過去のヒ
ット曲を集めて「ベストアルバム」を出しに出しまくった。世紀末、ということ
から過去を振り返る気運が高まっていたことやシングル志向の高さが売上に多大
に貢献してくれた。そして年が明けて99年。当然だがベストアルバムは各アーテ
ィストで1枚かせいぜい2、3枚出せば出せなくなってしまう。そこで方向転換がは
かられるわけで、これから何かが始まりそうなそんな「夜明け」をきっと実現し
てくれるだろう。レコード会社による新たな戦略、ある種の賭けにでてくる可能
性をはやくも漂わせている99年春の陣。
その大きな兆候は新人の発掘。KARAOでは幾度となく取り上げている宇多田ヒカ
ルはファーストシングルにしてミリオンを記録しています。また椎名林檎、
Hysteric Blue、ACOはその頭角を徐々に現しています。女性アーティストだけで
はなく、男性アーティストにも同様の傾向はもちろんあります。シングル「陽は
また昇りくり返す」「Under Age's Song」で完全に定着、アルバム「Buzz Songs」
が25万枚をこえたDragon Ashはその筆頭。3月3日に発売される「Let yourself
go,let myself go」で一気にブレイクしそうな気配さえあります。スーパーカー
やカーネーションはもう一段上に、また布袋寅泰プロデュースのオータムストー
ンやRoboshop Mania、ZEPPET STOREなどは新たな担い手として急成長しそう。
ただ、新人がブレイクするというのはいつの時代でも起きること。盛者必衰の
法則で入れ替えが起きるのは当たり前で、それ以外で、昨年のヴィジュアル系の
ような一大ムーヴメントが起きることを期待しつつ、今回の企画分析を終わりに
したいと思います。
あ、そういえば「モーニング娘。」も「朝」なんですよね(^-^)
【nori/ nori@karao.com 】
□□ 「Artist Clip」━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
□□ ━━━━━━━━ アーティストのニュース&ホームページ更新情報をお届け
◆ 「なにしてんの」も好調、SURFACEに聞きたい質問、大募集
http://www.polygram.co.jp/music/special/mail/user9902.html
(Polygram)
◆ 3月25日、B'z松本孝弘の1stソロマキシシングル「THE CHANGING」発売
http://www.being.co.jp/bz/index2.html
(Being)
◆ 石井竜也の「TRANS TOUR」をインターネットでチェック、Sony Online TV
http://www.sme.co.jp/Music/PickUp/9901/TatuyaIshii/
(sony music entertainment)
◆ SonyのBrand New Artist、今回は鈴木あみとMIOに注目
http://www.sme.co.jp/Music/BrandNew/
(sony music entertainment)
◆ SonyのPick Up Artist、今回は奥田民生、貴水博之、THEATRE BROOKを特集
http://www.sme.co.jp/Music/PickUp/
(sony music entertainment)
□□ 編集後記 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
●いい加減な分析に定評があるKARAOですが、またまたやらかしちゃいました。
ああいう分析ができるのもメールマガジンのいいところ。一般雑誌メディアで
はやらないでしょうね、ああいうのは(笑)
ただ、分析している本人は非常にまじめにやってます…
●部屋の配置がえがすすんでおります。今日、東急ハンズに行ってラックを見て
きました。来週の土曜日に配送してもらうことにしました。でも、土曜日は
KARAOの編集があるんですよね。来週、KARAOの配信が遅れたらラックの組立に
四苦八苦してるんだなぁ、と想像していただければ非常にありがたいです。
もちろん、通常配信を目指しますよ!
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Music Guide『Weekly KARAO』 Vol.078 1999/02/21発行(配信数:5923部)
編集長 nori < nori@karao.com >
音楽関連の情報/プレス(個人様・企業様ともに)< press@karao.com >
◇新譜情報に関しては、発売日等の変更がある場合もあります。
◇「Weekly KARAO」に掲載された記事を無断で複写、転載、転送することを禁止
致します。複写転載転送等ご希望の方はメールでお気軽にご相談ください。
◇「Weekly KARAO」で紹介しているサイト(リンク先)をご利用になる上で発生
するいかなる損害に関しても、Weekly KARAOはいかなる責任も持ちません。
皆様の自己責任のもとで御活用ください。
◆購読申込・配信先変更及び購読中止は http://www.karao.com/koudoku.html で
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●為替やニュースを配信「Daily Clip Japan」 http://www.ops.dti.ne.jp/~karao
●「ともえのヒットホットフライデー」 毎週金曜日18:00〜19:55生放送
エフエム山陰(松江77.4MHz、鳥取78.8MHz、浜田86.6MHz)
●リクルート スタートページ
http://www.recruit.co.jp/stpage/channel.cgi?513
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