浜崎あゆみ
「independent/july 1st/HANABI(『H』)」
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年間1位
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2000年は15作品、2001年は4作品、そして2002年は遂にゼロに…。2002年の年間シングルランキングを見て気づく異変といえば「ミリオンセールス作品数」の有無でしょう。
今年最も売れたシングルである浜崎あゆみ「independent/july 1st/HANABI(『H』)」は、出荷枚数(日本レコード協会認定)ベースでは100万枚を突破しているもののカラオのデータでは96万3479枚どまり。
ちなみに、このシングルには別バージョンとしてミリオンヒット記念盤が発売されていますが、こちらは年間シングルランキング306位で3万6517枚のセールスを記録。合計しても、99万9996枚(!)でミリオンには一歩届かず…、という残念な結果になっています。たかが4枚ではありますが、数字のイタズラがシングル不況を如実に物語っていると言えそうです。
さてさて、暗い話題はこの辺にして、年間シングルランキングをチェック。トップは浜崎あゆみの3曲A面シングルが獲得。本人が出演するコーセー「VISEE」CMソングや「Tu-Ka」CMイメージソングとしてオンエアされていましたよね。この作品、ジャケットが異なる初回盤3種類と通常盤の計4種類が同時発売されたのが記憶に新しいところ。
意外ですが、彼女が上半期ランキングや年間ランキングで首位を獲得するのは今回が初めて。さらに、アーティストランキング(Active Artist)でも、1年間に142億円の売上を記録。122.8億円の宇多田ヒカルを抑えて首位に立っています。
「Voyage」が7位、「Free&Easy」も14位と、出す曲出す曲が必ずヒットしている数少ないアーティストの1人です。
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元ちとせ
「ワダツミの木」
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年間2位
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年間シングルランキング2位は、奄美大島出身の23歳、元ちとせ(ハジメチトセ)のメジャーデビューシングルに決定。デビューは2002年2月ですから、まだ1年経っていないことになります。
7月に発売された1stアルバム「ハイヌミカゼ」は70万枚を超えるヒットで年間アルバムランキング17位をマーク、さらに3rdシングル「この街」(153位)がNHK連続テレビ小説「まんてん」主題歌に大抜擢されるなど、2002年は大活躍の一年でした。
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Dragon Ash
「Life goes on」
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年間3位
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2002年のミュージックシーンでは、ムーヴメントうんぬんというよりすっかり“定着”し“身近なもの”になったヒップホップ。その筆頭が3位にランクインしたDragon Ashの「Life goes on」ですね。J-PHONE「写メール」CMソングという強力サポートもあり、彼らのシングルの中ではミリオンを記録した「Grateful Days」に次ぐヒットを記録。
彼らの今年を振り返ると、2002年9月4日にリリースされると発表されていたニューシングルが発売延期になるハプニングで新曲がおあずけになってしまいましたよね。ファンならずとも新曲が待ち遠しいところ。
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ロードオブメジャー
「大切なもの」
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年間9位
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ボーカル・北川賢一、ギター・近藤信政、ベース・松本賢一、ドラムス・上原彰兼による4人組インディーズバンド、ロードオブメジャーの1stシングルが年間シングルランキングで何とBest10入り!
リリースは2002年8月28日ながら、2002年10月6日に5位に急浮上してから13週連続Best10入り(2003年1月1日現在)という超ロングヒットでセールスも57万枚に到達しています。
彼らはもともと、テレビ東京系「ハマラジャ」内の“パート別に優秀な人材を集めて最強のバンドを作り出す”という企画から生まれたバンド。
北川は「WALTHER-P38」、近藤は「GRAID」、松本は「PRINCE ALBERT」、上原は「Dirty Rabbit」と、それぞれが以前は別のバンドに所属していたのですが、そこから引き抜かれる形で集められた経緯を持っています。発売当初は大手レコードチェーン「新星堂」で独占発売されたものの、発売1ヶ月後に全国発売が開始されたんでしたよね。
ちなみに番組内では、オリコンチャート50位以内にランクインできればメジャーデビューができるという話になっていたものの、メンバーやスタッフらが検討した結果、まだメジャーデビューは早計と判断し、インディーズバンドとして活躍する決断を下しています。インディーズからリリースされる、注目の2ndシングル「雑走/足跡」は1月22日発売です。
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平井堅 「大きな古時計」
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年間4位
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彼自身お気に入りという名曲をカバーした「大きな古時計」、この作品で平井堅はシングルとしては初の首位も獲得。ジャケットで描かれている古時計は、彼が小学校4年生の時に描いたものです。
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CHEMISTRY 「It Takes Two/SOLID DREAM/MOVE ON」
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年間18位
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「3曲A面」が2002年型ヒットの方程式? 首位の浜崎あゆみ同様、収録された3曲すべてにタイアップがついたCHEMISTRYが40万枚突破で18位、33位には「君をさがしてた〜New Jersey United〜」が、77位には「FLOATIN'」がそれぞれランクイン
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島谷ひとみ 「亜麻色の髪の乙女」
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年間21位
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カバー作「パピヨン〜papillon〜」のヒットで20万枚超の売上を記録した島谷ひとみ、今度はビレッジシンガーズの名曲をカバーしまたまたヒット、「大きな古時計」同様幅広い年齢層に支持され自己最高の37万枚マーク、同曲のフルウクレレバージョンを収めたシングルも196位に
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ストロベリー・フラワー 「愛のうた〜ピクミンCMソング」
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年間22位
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シンプルなメロディラインと微妙にせつない歌詞で2001年の年間シングルランキングでも66位に顔を出している「愛のうた〜ピクミンCMソング」は2年連続ランクイン、トータルセールスは64万枚に達する
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麻波25 「SONS OF THE SUN」
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年間24位
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大塚製薬「ポカリスエット」CMソングへ起用され2002年5月には週間ランキングで3位にまで浮上、ブレイクにつながった5人組、麻波25。この曲はビクターへの移籍第1弾シングルでもあります。
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MINMI 「The Perfect Vision」
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年間25位
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大阪出身の女性レゲエシンガー、MINMI(ミンミ)がメジャーデビューシングル「The Perfect Vision」でいきなりブレイク、8週連続Best10入り記録し年間ランキングで25位に、2ndシングル「T.T.T.」は244位に
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T.M.Revolution 「INVOKE」
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年間45位
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毎日放送・TBS系「機動戦士ガンダムSEED」関連作品が好調だった2002年、同番組で声優にも挑戦したT.M.Revolutionの歌う主題歌が20万枚を超えるヒットで45位に、一方エンディングテーマに起用されたSee-Saw「あんなに一緒だったのに」も88位をマーク
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ヴァンゲリス 「アンセム〜2002 FIFA WORLD CUP公式アンセム」
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年間64位
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ワールドカップを大いに盛り上げたヴァンゲリスの“公式アンセム”、525円という低価格も追い風となり年間シングルランキングで64位に、日本・韓国ともに2アーティストが参加した公式ソング、Voices of KOREA/JAPAN「Let's Get Together Now」も71位に
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中島みゆき 「地上の星」
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年間67位
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NHK「プロジェクトX 挑戦者たち」主題歌として驚異のロングセールスを続けている中島みゆき「地上の星」、2000年7月19日の発売から2年以上経った今もコンスタントに売上のばし年間シングルランキング67位に、トータルセールスも59万6270枚に
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夏川りみ 「涙そうそう」
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年間68位
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元ちとせの鹿児島県同様、2002年注目を集めたのが沖縄県(琉球)でした。沖縄県石垣島出身で同郷のBEGINが夏川りみに書き下ろした「涙(なだ)そうそう」が17万枚のセールスで68位に。
また、沖縄音階の美しさが表現されたTHE BOOM「島唄 Shima Uta」は、アルゼンチンでアルフレッド・カセーロがカバーしヒットチャートトップに輝く偉業が伝えられ国内でもリバイバルヒットし年間シングルランキング96位に
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一青窈 「もらい泣き」
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年間73位
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台湾人の父と日本人の母を持つ台湾出身の女性アーティスト、一青窈(ヒトトヨウ)の1stシングル。FMラジオでのパワープレイや朝の情報番組での特集などが功を奏して年間シングルランキング73位に、1stアルバム「月天心」はリリース直後ながら早くも年間アルバムランキング167位に登場で2003年の注目株
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SAYAKA 「ever since/How do you do?」
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年間98位
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松田聖子の長女、SAYAKAがCDデビューした2002年、フジテレビ系ドラマ「ビッグマネー!〜浮世の沙汰は株しだい〜」主題歌と本人出演・グリコ「パナップ」CMソングを収録した1stシングルは12.6万枚のセールスで98位に登場
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